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10. The Management Console

UML マネジメントコンソールとは、UML上のカーネルに対する低レベルなインターフェースです。(Linuxのカーネルの制御に使う、「ALT-SysRQ-なんとか」のキーコンビネーションでやる) SysRQ インターフェースと似てるのかも。でも、UMLは、OSの上でOSが動くという構造であるので、こちらのほうが SysRQ よりもはるかにいろいろできます。

現時点では、三つの機能があります。

2.4.5-9um以降のソースツリーのCVSの /tools/mconsole にある、mconsole クライアントソフト(uml_mconsole)をインストールしてください。RPM の2.4.6 なら入ってます。

UMLのコンパイルのとき、 'General Setup'のところにある CONFIG_MCONSOLE を有効にしてください。 そうして作ったUMLをブートさせると、ブート時の出力に、

mconsole initialized on /home/jdike/.uml/umlNJ32yL/mconsole
こんなのが出てくると思います。
(訳注: ~/.uml/は、UML が初回実行時に勝手に作るディレクトリ)
UMLを立ち上げるとき、コマンドラインにマシンIDを指定した場合は、(たとえばこんな風に)
umid=debian
こうなります。
mconsole initialized on /home/jdike/.uml/debian/mconsole
ここで表示されるパスは、uml_mconsole が UML と通信するためのソケットです。 uml_mconsoleを、umlid かソケットへのフルパスか、どちらかを指定して実行します。
umlid を指定して実行
uml_mconsole debian
フルパスを指定して実行
uml_mconsole /home/jdike/.uml/debian/mconsole

あとは、uml_mconsole の上で、以下のコマンドを実行できます。

10.1 version

引数なし。たんにバージョンを表示するだけ。

(mconsole) version
OK Linux usermode 2.4.5-9um #1 Wed Jun 20 22:47:08 EDT 2001 i686

10.2 halt and reboot

引数なし。仮想マシンをシャットダウンします。このとき、仮想マシンのディスクイメージに対する sync はないです。いきなり電源コードを引き抜くのと同じようなものです。あまりやらないほうが・・・。

(mconsole) halt
OK

10.3 config

引数はデバイス名。デバイス名は、UML立ち上げの際のコマンドラインの引数に使うそれと同様です。新しいデバイス(/dev/eth0 みたいなの)を仮想マシンに付け加えます。いまのところ、「/dev/ubdなんとか」 と 「/dev/(ネットワークデバイス名)」 が使えます。

(mconsole) config ubd3=/home/jdike/incoming/roots/root_fs_debian22 
OK
(mconsole) config eth1=mcast
OK

10.4 remove

引数はデバイス名。 引数にあるデバイスを削除する。 config の逆をやる。 このコマンドには、ちょっとした安全装置があり(訳注;未確認。そのうちやる)、使われているデバイスは削除しないようにする最低限のチェックはしている。たとえば、マウントされているとかスワップ領域に使われているとか、とにかく、使われている ubd デバイスは削除できないし、up されているネットワークデバイスも削除できない。そのネットワークデバイスを削除するなら、(root になって)/sbin/ifconfig で down してくれ。

(mconsole) remove ubd3
OK
(mconsole) remove eth1
OK

10.5 sysrq

一文字の引数を受け付ける。これは、まさに「SysRQ」そのものだ。UMLのなかのカーネルにSysRQを送る。どんなSysRQがあるかは、 ここ とかを参考にしてほしい。なお、当然だが、どんなSysRQコマンドがあるかは、UMLのなかのカーネルのバージョンに依存する。

10.6 help

ヘルプ画面の表示。

10.7 cad

”Ctl-Alt-Del”を押したのと同じ効果をだす。 何がおきるかは、/etc/inittab しだい。普通は、マシンのリブートでしょう。ただ、これは、UMLにおいては、かならずしも望ましいわけではないです(訳注:UMLは、BIOS画面がないので、リブート後、速攻で再度UMLが立ち上がる。よって、安全に電源を切る目的で、Ctrl-Alt-DelしてBIOS画面あたりで電源断をしよう、、と思っていてもうまくいかない)。むしろ、シャットダウンのほうが望ましいでしょう。よって、/etc/inittab のこの辺を

# What to do when CTRL-ALT-DEL is pressed.
ca:12345:ctrlaltdel:/sbin/shutdown -t1 -a -r now
適切に変えたほうがいいでしょう。


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